読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

fresh digitable

セミコロンたちが躍動する おいらのコードを 皆さんに 見せたいね

文書を作る時の大ざっぱな流れと自分が大切だと思うこと

これは技術系文章Advent Calendar 2015 1日目の記事です。
勢いだけで立ててしまったので若干後悔しているが、いい経験だと思って完走を目指すことにする。
当初の予定を変更してネタを小出しにしつつ時間を稼ぐのでこうはん だれか たのむ
 
*** 
 
技術系文章の書き方は大学の研究室でかなり鍛えられた。実験レポートもその基礎になっていると思う。
章立てや日本語の機微、データの扱い方やグラフの描き方、論文の紙面数にいかにして収めるかなど、挙げればきりがない。はずなのだけど、悲しいことに、使わない知識は思い出されなくなるうちに忘れてしまう。
教わったこと全てをありのままに書くことはできないかもしれないが、思いつく限り書いてみることにする。
 
何かの文書を作るとき、一番大事なのは何のために書くのかということでないだろうか。自分の主張を伝えたいとか、読んだ人に役立ててほしいとか、読んだ人と話がしたいとか。
 
私のスタンスはもっぱら「自分の言いたいことを素直に書く」というもので、これができないと多分いい文章にならないのではないかと感じている。
技術系文章は、やったことをできるだけ正確に書き、そこから導き出せる考察や結論を順序立てて書くものである。そういう事実や論理は自分しか知らないことのはずなので、まずはそこを素直にまとめるのが大事で、最初にやらなければならないことなのではないか、というのが今のスタンスである。
読む人にとってわかりやすい文章を書くことこそが至上と思っていたこともあったが、私には読む人のことを想像しきる力がないし、たとえそれができたとしても全部の状況に対応しうる文章を書くような力も持っていないということに気づいて今の考え方に至っている。文章力が上がればまた揺り返しがあるかもしれない。
 
とはいえ、読む人にわかってもらえないと書く意味もあまりないので、できる範囲でわかりやすい文書になるように心がけている。文書をわかりやすくするために重要だと思っていることは、目的や動機を読む人に理解してもらえるように書くということだ。
目的や動機は主張の源泉であって、論理の出発点であるので、これが読む人にわかってもらえないと、読む人は自分のバックグラウンドを使って文書の論理構成を補間しなければならない。
何らかの事情があって真の目的を伏せなければならないことがある。そういうときは諦めて、伝わってくれと祈ったり、やむにやまれぬ事情をチラつかせて察してくれと祈ることにしている。
 
あとは必死に最後まで書く。書いてからが大事で、一晩寝かせた後で推敲する。寝かせる時間がないときは飯を食うとかシャワーするとか、トイレに行くとかして、思考がなるべくニュートラルな状態になるようにする。私はこれが苦手で、論理が飛躍しているところを自分で見つけ出せない。多分この記事にもそんなところがあると思う。
言いたいことが明確か、矛盾がないかといったようなことをチェックする。ある程度長い文書を作るときは最初にプロットを書いておくとチェックしやすくなる。
 
個々の文章を直していくのは最後にやるべきことだ。書きながら逐一直していっても、内容自体に誤りがあって書き直すことになれば無駄になるからだ。
 
そんなことを言いながら、明日からしばらくの間、文章の細かいところの話をする。
多分そういうことが、自分にとってわかりやすく身についたことなんだと思う。
先は短いようで長いので先に書きやすいことから書かせてください。