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てにをはとが

これは技術系文章Advent Calendar 2015 2日目の記事です。


難しい文章を書いていると、一つの文が長くなってしまう。複雑な状況を説明したり、ことこまかに説明しようとしたりすると起きやすい。

簡単にチェックする方法としては、

  • 一つの文章に「は」や「が」を繰り返し使っていないか
  • 「を」や「の」を繰り返し使っていないか
  • 「も」の後が長くなりすぎていないか

などをあげることができる。

AはXがYである場合にBとなるが、XがZである場合にはAはCになる。

のように、ただ飾りがたくさん付いているというわけではなく、複数の小さな文が繋がったり入れ子になったりしているということである。こういうものは、例えば

AはXがYである場合にBとなる。また、XがZである場合には、AはCになる。

のように、一つひとつバラバラにしていって適当な接続語で繋げた方が読みやすくできるかもしれない。また、話の流れによっては条件(X、Y、Z)についての節を先に書いた方がすっきりさせられるかもしれない。

「は」と「が」の使い分けは意外にも難しい。日本語を母語とはしていないがほぼ完璧に日本語を操る方々は、基本的に「が」を使われていらっしゃるような気がする。それでも十分通じるのだけど、普通は「は」の方をまず使うのが良いと思う。「が」は、英語で言うところのwhileとかthat(関係代名詞)の後に続く文章の中で使うというイメージ。

「てにを」については、文の途中に余計な付け足しをしたり消し忘れをたりしてダブったりするので、横着せずひと思いに消したり次の行に書き直したりした方が良い。*1

*1:わざとですよわざと