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めんどくさかったなってことを振り返ったり振り返らなかったりするための記録

漢数字とアラビア数字の使い分け

これは技術系文章Advent Calendar 2015 6日目の記事です。


昔は縦書きなら漢数字、横書きならアラビア数字と習った。それも使い分けのための一つの切り口かもしれないが、今日は別の分け方を考えてみたい。縦書きの文章も最近書かないしな。

ある程度有効桁の大きい数値は、縦横問わずアラビア文字の方が読みやすいのではないか。小数点が入っているものもアラビア数字の方がわかりやすそうである。技術系文章にはアラビア数字の方が使いやすいと思う。このままだと漢数字の出る幕はないのではないか、とも思ってしまう。

漢数字を使うとしたら、固有名詞の中に入っているものとかそのぐらいになってしまうかもしれない。もしくは「数十日」とかそういう言い回し。曖昧な数値の表現は技術系文章には似つかわしくないかもしれないけど。

気になる書き方は「一つ」または「1つ」。信学会に投稿したとき、投稿規定的なものには「一つ」のほうを使いなさいと書いてあった。どうしてこうなってるんですかねみたいな話をしていると、「ひとつって言うのは日本語だからじゃないか」という意見がでて妙に納得した覚えがある。それ以来、私は「一つ」の方を使っている。細かいことだが、これについてはいろんな人の意見を聞いてみたい。

欧米の論文で章番号をローマ数字にするように、日本語の論文では章番号に漢数字を使うのはどうだろうか。